お風呂タイムの後にはほぼ必ず髪を乾かすと思います。
小さいときに親から「髪をちゃんと乾かさないと風邪引くよ!」と言われ、早くテレビを見たいのに渋々髪を乾かす、なんてことは誰しも一度は経験していることでしょう。
とは言っても男性は比較的髪の毛が短いので、「タオルでさっと拭いて後は自然乾燥に任せる」という方も多いです。

しかし正しいドライを行わないと、薄毛や抜け毛に繋がってしまうことも。
特に髪が短い男性だからこそ、ドライは丁寧に行わなければダメなんです!
ということでこの記事では男性が将来薄毛に悩まないための正しい髪の毛の乾かし方やドライヤーの使い方を解説します。
目次
ドライが薄毛ケアで大事な理由
最近では薄毛ケアという概念も一般的になってきて様々なケア方法やグッズも販売されていますが、ドライの方法は割と軽視されがちです。
確かにドライはシャンプーや食事とは違い、直接髪の毛や頭皮に対して効果を発揮するものではないので後回しになってしまうのも仕方ないかもしれません。
また正しいドライの仕方を学べる場面も殆ど無いですので、正しい方法でできていなくても仕方が無いです。
しかし「ドライは薄毛ケアにおいて一番大事!」は言いすぎかもですが、非常に重要な要素を占めています。
ドライのやり方次第で薄毛ケアのクオリティが左右されると言っても過言ではありません。
ということでまずはドライが薄毛ケアで大事な理由について解説します。
①雑菌の繁殖を防ぐ
薄毛や抜け毛が起きる大きな原因になっているのが、頭皮で雑菌が繁殖することによる炎症。
頭皮を半乾きで放置してしまうと、雑菌が繁殖してしまうのでかゆみやフケの原因になってしまいます。
水回りにカビやぬめりが発生するのと同じ原理ですね。
男性の場合、髪の毛が短いのでタオルドライのみで済ませている方も多いですが、タオルだけだと髪の毛が半乾きになってしまいます。
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②髪の質を保つ
しっかり髪の毛を乾かすことは髪の毛の質を保つことにも繋がります。
シャワーを浴びた後の髪の毛は水分を含んでいるためふにゃふにゃになっており、またキューティクルも開いた状態です。
自然乾燥で放置してしまうと、必要以上に水分が蒸発してしまうのでパサついた髪の毛になってしまいます。

また髪の毛の主成分であるタンパク質は熱によって形を変える性質を持っているので、しっかり乾かさないと髪の毛に変なクセがついたままになってしまうことも。
しっかり乾かすことで髪の毛を適切な水分量に保ちながら生えクセを矯正できるので、髪の質感を良いままにできるんです。
③最小限のダメージで抑えられる
髪の質感を保つことにも関連していますが、しっかり乾かすことで髪の毛へのダメージを最小限に抑えられます。
髪の毛が濡れている状態のときにはキューティクルが開ききっているため良くも悪くも無防備です。
そのまま放置してしまうとせっかく良いシャンプーを使って頭皮や髪の毛に良い成分を注入しても、逃げていってしまいます。
例えるならペットボトルに水を入れたのにキャップを締めていないような状態。
なのでキューティクルが開いている時間を少なくすることで髪の毛へのダメージを減らせるということに繋がります。
④牽引性脱毛症を防ぐ
タオルドライのみの場合、完全には乾ききらないので水が落ちてくるのを防ぐためにタオルを頭に巻いておく方も多いでしょう。
しかし髪の毛を一方向に固定してしまうと牽引性脱毛症を引き起こしてしまう原因に。
牽引性脱毛症とは
牽引性脱毛症は、頭髪が何らかの理由により、引っ張られることにより起こる脱毛症の一種です。現代では、様々なヘアスタイルの流行により、年齢が若くても牽引性脱毛症になってしまうことがあります。(参考:TOM CLINIC)
髪を乾かすことで毛根や髪の毛に圧をかけなくて良くなるので、牽引性脱毛症の防止にもなります。
⑤ヘアセットがしやすくなる
髪の毛を正しくドライすることでクセが少なくなるので、ヘアセットもしやすくなります。
髪の毛にクセがあると扱いづらいので自分が思った通りのセットに出来ない場合もありますが、ドライをしっかり行えばクセを矯正できるのでヘアセットの難易度がグッと下がります。
毎日ドライを通して生え癖の矯正を続けることで、大体のクセを直せます。
正しい髪の毛の乾かし方は?
髪の毛を乾かすのは一見すると単純なように見えますが、実は正しいドライの仕方を身につけるだけでこれほどまでのメリットをゲットできます。
今まで適当なドライで済ませてしまっていた方は、正しい髪の毛の乾かし方に変えることで髪の毛の質感や頭皮の状態を劇的に変化させられるんです。
ということでここからは正しい髪の毛のドライ方法について解説します。
①タオルドライで8割乾かす
髪の毛を半乾きで放置してしまうのは愚の骨頂ですが、だからといってドライヤーのみで乾かしてしまうのもあまり良くありません。
というのも、髪の毛は熱に対してとても弱いですのでドライヤーの熱風を長い時間当ててしまうとその分ダメージを多く受けてしまうから。
また頭皮も熱を長い時間当て続けてしまうと負担がかかり、かゆみの原因にもなってしまいます。
なので、なるべくドライヤーの熱風を当てる時間を最小限に留める意味でタオルドライはとても重要です。
タオルドライで髪の毛の水気を8割ほど乾かすのがおすすめ。
髪の毛をわしゃわしゃ乾かして空気に触れさせるようなイメージで行うとグッドです。

②ドライヤーの「強」で全体に風を当てる
タオルドライである程度の水気が取れたら、ドライヤーでさらに髪の毛を乾かしていきます。
まずはドライヤーの一番強いモードで全体に風を当ててざっくり乾かしていきましょう。
このときのポイントは一つの部分へ集中的に風を当てるのではなく、全体に風を回し当てるイメージでドライヤーすることです。
集中的に当ててしまうと頭皮や髪の毛が高温になりすぎてダメージを受けてしまいますので、あくまで徐々にゆっくり乾かすのをイメージしましょう。
③いつも流している方向とは逆から風を当てる
ドライヤーの強風で全体をさらに乾かしたら、細かく乾かしていきます。
あまり意識せずにドライすると決まった方向にしか流していないことがほとんどですので、ここの工程でいつも流している方向とは逆側へ流すように風を当てましょう。
この工程を挟むことで牽引性脱毛症のリスクを下げられますし、毛根の活性化にもつながります。さらに頑固な生え癖も矯正できます。
④ブラシを使って生え癖を伸ばす
いつも流している方向と逆側に髪の毛を流したら、最後の仕上げに入ります。
髪の毛は温かいときに形を変形させ、冷めたときに形が固定されます。
なので、ドライヤーで髪の毛が温まっているうちにブラシやクシで髪の毛を梳かしましょう。
この工程で髪の毛のクセをほとんど矯正できますし、また頭皮への負担もグッと抑えられます。
ポイントは毛根に対して垂直に髪の毛を下ろすようにイメージすることです。
なるべくまっすぐ梳かすことで癖を極力抑えられます。
⑤冷風を全体に当てる
最後にドライヤーの冷風を髪の毛全体に当てて冷ましましょう。
何度も言っているように、髪の毛は温かいときに形が変形して冷めたときに形が固定されます。
また髪の毛が温かい状態のときにはキューティクルが開いているので、そのまま放置してしまうとすぐに傷んでしまいます。
ですのでしっかり髪の毛を乾かせたら最後に冷風で髪の毛を〆ましょう。
この仕上げで髪の毛にツヤが出ますし、頭皮や髪の毛への負担を減らせます。
ドライヤーの冷風機能は軽視されがちですが、これをするのとしないとではダメージや仕上がりが雲泥の差。
ですので冷風当てはマストで行うのをおすすめします。
ドライはヘアケアの基本です!
一言に「ただ髪の毛を乾かすだけ」と言っても、実はドライの方法次第で髪の毛の質感や頭皮へのダメージはかなり変化します。
特にドライは毎日行うことですので、少しの違いでも確実にいい意味でも悪い意味でも蓄積されていきます。
だからこそ、正しい乾かし方に変えれば多くのメリットを享受できます。
そこまで難しいテクニックは一つもないですので、ぜひ今日から取り入れてみて下さい!
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